2010年10月8日金曜日

さくらのVPSでカスタムOSインストールを試してみた(1)

本日、さくらのVPSに新機能の「カスタムOSインストール」が提供開始されました。インストール可能なOSの種類はニュースリリースにも記載されているとおり、
  • CentOS 5.5 x86_64(64bit版)
  • CentOS 5.5 x86 i386(32bit版)
  • Ubuntu 10.04 amd64(64bit版)
  • Ubuntu 10.04 i386(32bit版)
  • FreeBSD 8.1 amd64(64bit版)
  • FreeBSD 8.1 i386(32bit版)
  • Debian 5.05 amd64(64bit版)
  • Debian 5.05 i386(32bit版)
  • Fedora 13 x86_64(64bit版)
  • Fedora 13 i386(32bit版)
の全5種類、10バージョンです。

さくらのVPSでインストール可能なOSの種類が増える予定である事は、さくらインターネットの田中邦裕社長が以前からTwitterのアカウントでつぶやいたりしていたのですが、多少作業が遅れたらしく、先週中には提供されるはずだった開始時期が今日までずれ込んでしまったようです。

インストール手順については、手順が細かく記載されたオンラインマニュアルがOS毎に提供されていますので特に迷う事は無かったのですが、せっかく試してみたので、オンラインマニュアルには記載されていなかった重箱の隅を中心にまとめてみます。
尚、インストールしたOSはUbuntu 10.04 i386(32bit版)です。



1. Mac OS X版のGoogle ChromeでVNCコンソールが起動しなかった
当方の環境はiMacで、Mac OS Xのバージョンは現時点で最新の10.6.4ですが、この環境で、カスタムOSインストールを実行したところ、途中で起動するはずのVNCコンソールが起動しませんでした。少し悩んでからWebブラウザをGoogle Chromeから他のブラウザに変えてみたところ、
  • Safari Version 5.0.2 (6533.18.5) …… VNCコンソールが起動
  • Firefox 3.6.10 …… VNCコンソールが起動
  • Chrome 6.0.472.63 …… VNCコンソールが起動しない
という結果になり、SafariとFirefoxでは無事VNCコンソールが起動しました。
どうやら、Google Chromeだけ「Java Embedding Plugin」がプラグインとして認識されないせいで、VNCコンソールが起動しなかったようです。

2. ネットマスクの設定は不要
インストールの直前にVPS用のネットマスクが表示されますが、少なくともUbuntu 10.04 i386(32bit版)の場合はOSのインストール中にネットマスクの入力は不要で、インストール後のOSに正しくネットマスクが設定されてました。

3. インストール中に設定するパスワードはrootパスワードではない
オンラインマニュアルには「rootパスワードを設定します。」との記載がありますが、実際に設定するのは直前に作成したユーザのパスワードであって、rootパスワードではありません。ついでですが、「Full name for the new user:」の画面で入力するのはユーザのフルネームで、次の「Username for your account:」の画面で入力するのがユーザのアカウント名です。

(続く)

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